〈立正平和の会〉声明文

「集団的自衛権の行使に反対し、危機に瀕した平和憲法を守ろう」

 

2014216

 

 安倍首相は平成26124日の衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、歴代内閣が禁じてきた「集団的自衛権」の行使容認に踏みこみ、「憲法改正も必ず前に進むと信じる」と改憲の意欲を鮮明にした。その「積極的平和主義」とは、自衛隊を海外に派遣し、世界の紛争に積極的に介入する武力主義であることが明らかになった。これは戦争放棄の第九条を真向うから否定するものである。

 立正平和の会は、その発足以来、平和憲法を守ることをその理念とし、行動の指針の1つとしてきた。今、安倍政権が進もうとしている道は、釈尊の非暴力の教えに反し、日蓮聖人の「立正安国」の悲願を無にするものである。集団的自衛権の行使こそ、安穏な仏国土顕現を理想とする日本仏教徒の祈りを打ち砕こうとするもので、絶対に許してはならない。

 先の安倍首相の靖国神社参拝、「国家安全保障会議」の設置、「特定秘密保護法」の強行採決と、護憲の壁が次々と崩されているが、70年前のアジア・太平洋戦争中、大曼荼羅不敬事件・日蓮遺文不敬事件で迫害弾圧を受けた日蓮門下は、決して忘れてはいない。ここを見逃したら国家が滅ぶことを。

 「三千大千世界にみてて候財もいのちにはかへぬ事に候なり」(『事理供養御書』)。なにものにも替えがたい「いのち」を尊び、すべての「いのち」を惜しむが故に、私たち立正平和の会は、祈りと行動をもって全国民に訴えます。

 安倍首相の企む集団的自衛権の行使に反対し、憲法第九条を守りましょう。

 

立正平和の会  

理事長 河ア俊栄